痛くない整体で口コミと女性に評判の自然整体院 桑原です。
皆さん、仕事中に急に立ち上がった時腰に激痛が走ったことはありませんか?
あるいは、朝に起き上がろうとしたら腰が痛くてしばらく動けなかったことはありませんか?
しばらくして動けるようになったから、もう大丈夫。と思っているかもしれませんがそれは一時的な解決でしかありません。
目次
ぎっくり腰ってどういう状態?
ぎっくり腰という単語はよく聞きますが、実際体の中ではどういったことが起こっているのでしょうか。
これは、実は名称があるだけで病名や診断名で原因もさまざまです。
ぎっくり腰には、急性腰痛症という正式名称がついています。
海外ではこれを魔女の一撃と言い、ドイツ語ではHexenschussというネーミングになります。
ぎっくり腰になる原因
一般的な症状としては腰の関節部分や椎間板などの軟骨に必要以上に力が加わり、痛みが出ている状態、腰を支える筋肉や腱や靭帯などの柔らかい組織が損傷している状態を指します。
急激な痛みと合わせて、足に痺れや痛みが出ているような時は椎間板ヘルニアなど別の疾患や骨折、化膿など別の疾患や病気によるものである可能性が高いですので、そういった場合はまず整形外科などに行きレントゲンやMRI、場合によっては血液検査などをすると安心です。
痛みで歩けないという時も同様です。
最近の研究結果では、主な原因は椎間板の疲労ではないか、という説があるようです。
椎間板というのは骨と骨の間にある円盤状の軟骨で、クッションのような役割をしています。
これが大体10代後半から徐々に圧力により亀裂が入り、くしゃみやちょっとした衝撃で炎症物質が発生するのですが、これが元で筋肉が緊張し更に痛みを増幅、血行不良を引き起こし更に痛みが増すという悪循環に。
痛みは神経によって起こされるものではなく、筋肉がパンパンに張ると筋肉を包んでいる筋膜が引っ張られ、刺激により痛みとなるのです。
もし、それでも原因不明と言われてしまったら筋肉の緊張をゆるめることによって痛みの改善ができますので、まず痛みが出たときの応急処置を試してみてください。
急に腰が痛くなった時には
痛みのもとである炎症物質は発症してから48時間出続けるというデータがありますので、まずは激痛が出ている時はアイスノンや氷嚢で構いませんので患部をまず冷やしてください。
冷やすことで激痛が和らぐ場合があります。
ですので、痛みが出ている初日は温泉や銭湯、お風呂なども良くありません。
温めることで痛みが助長する可能性があるからです。
もし湿布を貼るのであれば、温湿布は避けましょう。
また、最初に軽い痛みだったとしても、後日だんだん痛みが酷くなってきて動けなくなってしまった・・・という事もあります。
3日くらいが一番のピークだという話もありますし、最初に動けるのであればまず病院で調べてもらったほうがいいですね。
本来は痛みが落ち着くまで安静にしたほうがいいのですが、生活や仕事でどうしても動かなくてはいけないという時もあります。
そんな時は、コルセットなどで腰を補強するのも一つの方法です。
コルセットは患部を圧迫することで腫れを抑えてくれますし、痛みがあるとどうしても姿勢は前かがみになりますので、正しい位置へのサポートや腰にかかる負担も軽減されます。
ただ、1つ注意したいのはコルセットをし続けると筋肉も衰えてきますので、それもまたぎっくり腰はじめ腰の痛みの原因になりますので就寝時は外してください。
寝るときの姿勢について
腰を痛めてしまった時、うつ伏せは起き上がれなくなる可能性がありますので避けましょう。
仰向けも辛い、というかたは膝が90度に曲がるように、膝の下にクッションなどを入れると比較的楽になります。
または、エビのように背中を丸めて横になる。
抱きまくらを抱えると少し楽だという方もいます。
この時、痛みが出ている方を下にすると更に痛みが強くなりますので気をつけてください。
ぎっくり腰にならないためには
望んでぎっくり腰になる方はいませんから、皆さんなるべく痛みとは無縁でいたいですよね。
私達が普段無意識で使っている体は、いつまでも動くものではありません。
使いっぱなしではもちろん疲弊しますし、毎日適度に動かし定期的にメンテナンスをしないとどんどん疲労がたまり本来の動きができなくなってきます。
セルフケアでできることとしては、椎間板を痛めないような姿勢を取る。ということにつきます。
物を拾う、物を持ち上げるなどの時に体全体を使うようにするだけでも負担は軽減します。
何気ない動作ですが、意外にもこの動作で痛めてしまう方が多いのです。
10代後半から疲労が蓄積するというデータがあるので、若いから安心というわけではありません。
日々の積み重ねが健康の秘訣なのです。